外出自粛:自宅でアート鑑賞 [Log13]
新型コロナウイルスの影響で、欧米各国はロックダウンが、日本でも緊急事態が宣言されています。オンラインで行えるアート鑑賞について、淡々と書き記します。
紹介対象が多くなってきたので、個人的おススメに★を付けておきます。
※ 本来は実地訪問した展示等について書き記したいところですが、諸般の事情に伴い、本記事はウェブ上の訪問に関する内容となります。
記事のポイント
- 美術手帖等の自宅アートまとめページを紹介
- その中で個人的に興味深い展示を抜き出し
- 既存まとめページにない情報も付加
美術手帖まとめページ
まずは、既に美術手帖さんが4日付できれいにまとめページをまとめていることから、そちらをご紹介させて頂きます。
特に、「企画展」も行っているGoogle Arts & Cultureは、見ごたえがすごいです。MoMaのArp展★、デ・ヤング美術館のルース・アサワ展★、ベルギー王立美術館の子供向けブリューゲル展(当然大人も楽しめます)など興味深い「展示」がたくさんあり、予め時間を決めておかないと止め処がなくなってしまいます。
[2020年4月18日追記]
美術手帖の記事にもなっていましたが、国立西洋美術館の館長等が作品を開設する動画がYoutubeにアップされています。一本当たり5分ないものが多く、スナック感覚で濃い味を楽しめます。おすすめです。主任研究員の渡辺さんがイケボです。
美術館オフィシャルサイトまとめ
一部上記リンク先と重なりますが、直接オフィシャルサイトで鑑賞をし、さらにパブリックドメインをダウンロード出来たりする美術館等を、こちらのブログページが4日付でまとめています。
必見は、3月に開いてすぐ閉じてしまったテートモダンのウォーホル回顧展★について先週オープンしたこちらのページ。また、MoMAのサイトには、ミニマリズムを代表するジャッドさん(彼の展覧会も閉じてしまった。草間彌生さんの下の階に住んでたマブダチとしても有名?ですね)が同館の展示品についてどうコメントしたかをまとめた興味深いページがあります。
追加情報
Googleであのプラドが見つからない?ご安心を、同館のサイトで直接鑑賞体験ができます。
さらに、レンブラント「夜警」について、上記Googleで鑑賞できますが、RiJkmuseumのサイトでかなり近寄ってみることもできます。
[2020年5月13日追記] 「夜警」の高解像度画像公開について、美術手帖さんが記事にされました。
ウェッジウッドはお好きですか?ユニリーバの源流企業の創業者が作ったLady Lever Art Galleryは優れた絵画等のほかに、膨大なウェッジウッドのコレクションを保有しています。
[2020年4月10日追記]
バイエラー財団のサイトも作品解説等を始めました。先日のゲンツケン「窓」展の投稿で末尾で触れた記事に登場するエドワード・ホッパー★さん、その展示について動画解説がなされています。図らずも新型コロナによる外出禁止は、欧米シーンで彼への関心を高めています。
建築の話になりますが、フランク・ロイド・ライトの作品について、こちらのサイトでバーチャルツアーが週一更新されだしました。素人感ある映像で、手作りで頑張っている感じがほっこりします。
[2020年4月19日追記]
現代最高峰の画家のお一人、ゲルハルト・リヒター★さんのメトロポリタン美術館における企画展について、オンライン鑑賞が可能です。下記記事で掘り下げましたので、ぜひ御笑覧ください。
[2020年4月30日追記]
昨秋都美で大成功し、愛知と神戸を巡回中のロンドン・コートルード美術館展。同美術館が本日(日本時間明日未明)からZoom上でイベントを開始します。日本時間では早朝になってしまいますが、とても興味深いセッションが4回計画されているようです。
[2020年5月2日追記]
遂に、大英博物館★が所蔵品をオンライン公開!!!ズームで細部まで見ることが出来るので、実際に現地で見るよりも詳しく鑑賞できます。
従来からオンライン公開は行っていたのですが、4月末に約30万点を加えた約190万点でアップグレード。ダウンロードさえも可能な仕様になっています。超おススメです。
[2020年5月3日追記]
下記記事でご紹介したファン・エイク展★。ヴァーチャルツアーがオープンしました。彼の作品がこれだけ大集合するのは史上初。ぜひ、リンク先からご覧ください!
最後に
今後、興味深いサイトを見つけたら、適宜こちらのページに追記していきます。正直、冒頭の美術手帖に紹介されたサイトだけを訪問するだけでもかなり楽しめます(故宮のバーチャルツアーでは迷子になりました)。
ではまた。くれぐれもご自愛ください。