欧州アートログ

ヨーロッパにおける企画展、ギャラリー、アートフェア等のログを淡々と書き記します。

新型コロナ:ロックダウンの段階的緩和に向けて

ご無沙汰しております。

ロンドンは、今週から天気が良く、気温も上がり、日暮れも遅って、雨模様で日暮れが15~16時という暗い冬から、近づく春の足音を次第に感じられるようになりました。

そんな週初め、首相からロックダウンの段階的緩和に関するロードマップが発表されました。

 

 

要約すると下記のステップとなります。

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3月8日:学校再開。屋外で他人1名と会うこと(座ってお茶する等)が解禁される

 

3月29日:屋外で他人5名までと会うことが解禁される。引き続き在宅勤務奨励

 

早くて4月12日:食料等必需品点以外の小売店舗営業解禁(つまり、このタイミングで商業ギャラリーは再開可)。やっと髪を切れる。ジムも再開可。パブで一杯も、屋外席なら解禁

 

早くて5月17日:屋内で他人と会うことが解禁。パブ等でも他人5人までと飲食可能。屋内施設である映画館、博物館等も解禁(つまり、このタイミングで美術館は再開可)。冠婚葬祭も30名まで挙行可。海外旅行も解禁か

 

早くて6月21日:全制限撤廃

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昨年は夏の時期に制限を緩めた結果として秋口から感染者数急増という事態に遭遇していますが、今年はワクチン接種が驚くほどのスピードで進んでいます。

例えば、先週一週間でワクチン接種を受けた人の数は、イングランドで約200万人です*1

英国人口約6,700万人のうち約1,900万人(約28%)が、既に一回以上の接種を終えています。

急に英国の本気を見せつけられています。EU離脱交渉とは大違いの、電光石火の早業です。

 

というわけで、早くて4月には、中身のある記事更新を再開できることを期待しております。

引き続き、ご自愛ください。