新型コロナ:英国人の半数は美術館等を避ける動き [Log26]
英国の美術館等に再開の動きがある中、英国人の約半数はあまり行きたがっていないという調査結果が示されました。その概要を淡々と書き記します。
当該結果は、英国の調査会社であるイプソス・モリ社(世界的な調査会社であるイプソス社の英国法人)が行ったコロナ後の人々の行動選好に関する調査によるものです*1。49%の人が、美術館等の屋内での展示に「あまり行きたくない」「まったく行きたくない」との回答をしました。「とても行きたい」「比較的行きたい」という回答は34%にとどまりました。
ちなみに、それ以上に「躊躇する」(=「あまり行きたくない」「まったく行きたくない」)との回答が多かったのは、
- 大人数が集まるイベントに行く(65%に「不評」)
- 公衆トイレを使う (62%)
- レストランやバーに行く (60%)
- 公共交通機関を使う (59%)
- 映画館や劇場に行く (59%)
- 海外旅行に行く (57%)
といったものが挙げられます。
さらに、日常の行動であるところの、国内旅行や子供を学校に行かせることについても42%、職場に行くことについても34%が「躊躇する」と回答しています。
つまり、一瞬美術館等の任期が急激に低下したと見えますが、レストランや公共交通機関に比べると「躊躇する」行動ではないということが分かります。とはいえ、入場制限もあり、夏の間は美術館等にとって暫く厳しい状況が続くと思われます。
ではまた。