欧州アートログ

ヨーロッパにおける企画展、ギャラリー、アートフェア等のログを淡々と書き記します。

自宅で過ごすGW後半。ウェブでアート おススメ5選

これまでにご紹介した内容等から、自宅で過ごすGW後半戦におススメのコンテンツ5選を淡々と書き記します。

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1.まずは写実の本家を鑑賞:ファン・エイク展ウェブサイト(約1.5時間)

今でこそ当たり前となった芸術家による「写実」。その本家である彼の展覧会「Van Eyck. An Optical Revolution」がゲント美術館(ヘント美術館)で開催。しかし、現下の状況により閉鎖中。そのため、バーチャルツアーがオープンしました。寡作で知られる彼の作品がこれだけ集まるのは史上初。必見です。

 なお、本展覧会についての詳細は、下記過去記事をご参照ください。

 

2.次に写真後の絵画を鑑賞:ゲルハルト・リヒター展ウェブサイト(約3時間)

ファン・エイクから約500年。究極の写実技術、写真が普及。その後の絵画の意義を問う現代アートの巨匠がゲルハルト・リヒター。メトロポリタン美術館における彼の展覧会も、現下の状況で閉鎖中です。その代替として公開されたオンラインコンテンツが、すごい。特に、7月上旬までの期間限定で公開されているドキュメンタリー「Gerhard Richter Painting」(2011)は必見です。

https://www.metmuseum.org/exhibitions/listings/2020/gerhard-richter-painting-after-all

             (↑ 埋め込み形式になってくれない…。)

 なお、本オンラインコンテンツについての詳細は、下記過去記事をご参照ください。

 

3.この際、日本の現代美術史について概観(約1時間)

翻って、日本の現代美術ってどんな感じなのだろう?という疑問。ざっと戦後の流れをおさらいしましょう。美術家中ザワヒデキさんが2014年に出版された「現代美術史日本篇1945-2014」の作業版がなぜかウェブ公開されているので、本を買うのもアレだなというとき、モニタ上でさっと読めます。

 

4.世界×日本。アートの可能性について:エリアソン×長谷川対談(約1.5時間)

現代アートの巨匠と日本を代表するキュレーターとの秀逸な対談です。ポスト・コロナの情報通信技術が一層進展する時代、人間として生きるための頭の整理に役立ちます。昨日記事書いたばかりでクドいですが、ぜひ。

こちらについての過去記事は、下記となります。

 

5.知識の底なし沼。人類の営為に思いを致す:大英博物館(お好みにより∞)

4月末に大英博物館がコレクションのオンライン公開をアップグレードしました。公開点数は増え、ズーム機能も充実し、非商業利用のダウンロードもやりやすくなりました。実地より深く詳しく見れます。恐ろしい時代だ。

 

その他

重複もありますが、その他オンラインで楽しめるコンテンツを下記記事にまとめております。

ご自身やご家族の安全とともに感染拡大防止に留意しつつ、難しい時節ではありますが、少しでも楽しいGW後半戦をお過ごし下さいますよう。

ではまた。

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